模索主婦

ずっと助走

【放送大学】はじめてのオンライン授業

(更新日:2021/01/20)

放送大学のオンライン授業の感想を書いておきます!

入学時の無知な私は、
「オンライン授業って単位認定試験が無くて自宅で2単位ゲットできるお得な授業形態だな~!」
と目を輝かせながら、いきなり2科目を履修登録したのでした。

結果的に、かなりしんどい思いをしました。
放送授業2科目と合わせて自分のキャパがギリギリ。


🦃大変だったこと🦃

・時間がかかる
授業を見ながらメモ帳を書いて確認テスト、の流れで1章終えるのに1時間以上かかってしまった。
レポートは構想に数日→書くのに数日かかった。(追記:何に時間がかかるか、は科目によって大きく異なるかもしれない)

・教科書がない
教科書があれば外出先やソファや布団の中で読めば、それだけで勉強を進めたことになる。オンライン授業にはそれがない。画面を起動して再生しなければならないので少々ハードルが上がる。
ネット上から授業の資料のpdfをダウンロードできるが、全部を印刷しようとすると大変。メモしたいときは自分でノートやメモ帳などに書かなければならない。
教科書なら学期が終わった後でもふとしたときに本棚からとってパラパラおさらいできるが、それができない。



🐩よかったこと🐩

・単位認定試験がない
やっぱり決まった日時に試験会場にいなくてもいいってのはデカい。新幹線に乗って1時間かけて会場に行く遠方民としては、試験をいかに1日にまとめられるかがカギなので、試験がない科目はありがたい。
オンラインにもテストはあるけど、ノートなどなんでも見ながら受けられるので、持ち込み可の試験と同じで、頭に詰め込む必要がないのもうれしい。

・面接授業よりじっくり取り組める
卒業要件上、面接授業かオンライン授業で指定の単位数をそろえなきゃいけないことを考えるとき、どちらで稼ぐかを比較するとすれば、オンライン授業の方が密度に猶予があって頭がパンクしないですむ。字幕を出せるし、好きなだけ巻き戻せる。
体力的にも疲労が少ない。指名におびえる恐怖もない。

・復習できる
学期が終わったらもう授業の画面を見られないのかな~と寂しい気持ちでいたら、次の学期も「復習用」として、いままで履修したオンライン授業を見ることができるようになっていて安心した。時々お気に入りの映像を見に戻ったりしてる。



選んだ科目は
博物館資料論(’18)
情報ネットワーク(’18)です。

それぞれ授業の構成や進み方が違いましたが、操作でわかりにくいことは無く、淡々と進めることができました。
他の科目は履修してみないとわかりませんが、ほどほどに使いやすかったです。

博物館資料論、おもしろかった~!!
先生、好きや…

情報ネットワークは、昔々デジタル3種と基本情報を取得したことあるから、なんとかいけるやろ…って見積もっていたら甘かった。なつかしい部分もあったけど難しかったな…

どっちもなんとか単位ゲットでき、ほっとしました。

チャレンジしてみて下さい。










…追記…

ほかの科目についてもあわせて
受けた当時の情報と感想をまとめて記録しておきます。
当時の情報なのでいつでも変更される可能性はあります。

●博物館資料論(’18)2単位
成績評価:小テスト(75%)、レポート(25%)
映像の画面とメモ帳画面をならべて表示して大事っぽいことをメモしながら進めた。
メモを見ながらテストを受けたらおおむね大丈夫だった。
レポートはwordで文字数を数えながら書き、投稿画面でペーストして送信した。指定文字数はそんな多くなかった。かなり稚拙なことを書いてしまった…と思ったけど評価は厳しすぎず、なんとか及第しありがたかった。
内容は個人的にめっちゃおもしろかった。

●情報ネットワーク(’18)2単位
成績評価:小テスト(75%)、レポート(25%)
パワポみたいな画面にナレーションがついて進んでいく。
各回に添付されてるpdf資料に、映像に出てくる画面とセリフがすべて載っていたので、それを保存すればメモ取り不要。最後のレポートを書くために、図書館でネタになりそうな本をいくつか借りてきて、wordで2枚ちょいくらい書いた。レポートの評価がやさしくて感謝した。
大企業さんがネットワークを活用した自社サービスを解説してくれる映像などおもしろかった。

●フィールドワークと民族誌(’17)2単位
成績評価:小テスト(70%)、レポート(30%)
博物館資料論と同じように、映像の画面とメモ帳画面をならべて表示して大事っぽいことをメモしながら進めた。レポートは文字数が少ないものの、何を書くか悩まされた。無理やりにでもとにかく書いてなんとか及第した。
内容は個人的にめっっちゃおもしろかった。

生涯学習を考える(’17)2単位
成績評価:各回まとめのテスト(60%)、レポート4回(40%)
「心理と教育」の専門科目。自分に向いてない気もしたけど、最近たまたま幼稚園の関係で社会教育に興味があったので試しに受講してみたところ、ていねいな解説のおかげで、なんとかついていけた。
レポートは、自分の日常の疑問やエピソード、授業で紹介された事例をからめて書くことなどで乗り切った。

●日本語リテラシー演習(’18)1単位
成績評価:7回までの提出課題13本(70%)、8回の提出課題1本(30%)
ちょこっとした文章の課題が14個あって、かなり手をうごかす。
日本語リテラシーで習った内容を映像授業でおさらいしながら実際に自分で書く。
オリジナルのネタが必要な回では、個人的な日常エピソードでイラついたことや悲しかったことなど思い出して、客観的になったつもりで書いたりして乗り切った。
7回までの課題のうち6本はライティングチューターさんという係の人がコメントをつけてくれる。
選択式の練習問題も何回かあるけれど、評定の対象外だと思う。何回でもやり直しできるし一応100点にしておいた。

●女性のキャリアデザイン入門(’16)1単位
成績評価:小テスト(30%)、ディスカッションを踏まえたレポート(70%)
「生活と福祉」の導入科目。得意じゃなさそうな分野だけど切実な問題ではあるし、受講してみた。
ディスカッションが必須なのでディスカッション機能をはじめて利用した。
昔インターネットで栄えたなつかしの掲示板みたいな画面だった。
自分の投稿にコメントを貰えると嬉しい。
もし、古いジェンダー感の男性が彗星のように現れて、掲示板が戦争(活発な議論)になったらおもしろいぞ!と腕まくりして見ていたけど、みなさん励ましあったりしてやさしかった。
評価対象の課題が3本あって、評価対象外の課題は提出不要なものやアンケートも含め6本くらい?あって、なかなかの手間。
選択式の小テストはやり直しできるので100点にしておいた。

●がんを知る(’16)2単位
成績評価:小テスト/ディスカッション/レポート(配点合計60%)、最終テスト(40%)
日本国民みんな受けたほうが良い。おもしろかった。
映像の画面とメモ帳画面をならべて表示して、大事っぽいことをメモしながら進めた。選択式の小テストはやり直しできるので100点にしておいた。
ディスカッションが3回あって、授業の感想とか自分のエピソードとかネットで調べたこととか気ままに書いた。みなさんはどうですか?みたいにシメておくとお返事を書いてくれる人もいて嬉しかった。看護師さんとか医療従事者さんとかがんの経験者さんが書き込んでいて生の声が興味深い。
レポートのテーマ決めには困ってしまった。とにかく手を動かすしかないと思い、定まらないままいくつか候補を出して書き出してみたら全然ダメで、別のテーマに切り替えてなんとか字数に達した。
レポートは「論じよ」じゃなくて調べたことを書く、自分の意見を書く、って雰囲気だったので助かった。最終テストは丸腰で挑み、ミスっていくつか間違えてしまった。

●博物館で学ぶ文化人類学の基礎(’20) 2単位
成績評価:小テスト(75%)、レポート(25%)
どちゃくそおもしろかった。興奮して顔がホクホクになった。
映像の画面とメモ帳画面をならべて表示して、大事っぽいことをメモしながら進めた。メモが大量すぎて間に合わないので字幕をせっせとコピペして後から読みながら整えた。
選択式の小テストはやり直しできるので100点にしておいた。
レポートを書くために、地元の行ったことない博物館に訪問したら学芸員さんが色々教えてくれておもしろかった。パンフとみやげも買った。訪問の時点でテーマは決めてなかったけど帰宅後にパンフと自分のメモ見ながら書けそうなものを選んでなんとか決めた。完成したレポートの内容は極めてうすいけど、字数も少ないし、しゃーなしということでなんとか収めた。

●地球と環境の探究(’20) 2単位
成績評価:小テスト(40%)、レポート(60%)
正直すまんかった。甘く見ていた自分が悪いです。しくじりました。
む っ ず  …
先生がとても親切にわかりやすい表現でゆっくりていねいに解説してくださっているのに理解が追い付かない自分の脳に明らかな学力不足を痛感しました。涙を拭いて字幕を全部メモ帳にコピペ。予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」というYouTubeチャンネルの「熱力学入門」のシリーズを一生懸命ノート取りながら見て、「あっ…もしかして今、オンライン授業で見た内容と同じことを説明してる…??」と、かすかに把握して、またオンライン授業を見て「やっぱそうかも…」とまたかすかに把握して、、、の所まで到達するので精一杯でした。ワールドの入口の扉を見たのみで一歩も中に踏み込めなかった、という印象です。マジで理解していないけど小テストは頑張れば幾分かは得点できるようにはなっていた。レポートは授業の内容から自分でまとめるような形で、こちらも必死に書けるだけ書いた。
授業の内容はかなり自分にとって興味深いことを紹介していたので、できればもっとお近づきになりたかった。俺の頭脳がそれを許さなかった。
しかし、こんなふがいない自分でも結果的になんとか及第したため、なんとリモート実習の権利が与えられた。権利を行使するか正直めちゃめちゃ悩んだが、こんな貴重な機会を逃したらもう二度とチャンスが訪れないのでは…と、思い切って申し込んだ。実習、楽しかったです!(小並感)